人生を語らず(59)飯山ぶらりライブ

 

 

 

 

 いきなり歌うことになりました。

 飯山市は長野から車で北へ小1時間ほど。 仏壇の町として知られています。 母親がこの近くの出ですし、本家の従兄弟たちは飯山の高校を出ているので親しみのある町なのです。 この飯山もまた熱いのです。2ヵ月に一度、「ぶらりライブ」 と称して、お昼の12時から6時間ほどのライブが行われています。 火曜、木曜の週2日、店を手伝ってくれている 「さごれお嬢」 がこの飯山の出身で、出演する彼女のサポートをしようと、前ちゃんと二人、のこのことやって来たわけです。

 そうしたところが、時間調整のため、「マスター、歌ってくれませんか?」 と主催者の人から声がかかりました。 楽譜の手持ちがなくどうしようかな、と思っていたらギターケースから、運よく泉谷しげるの 「寒い国から来た手紙」 が出てきましたので、とりあえずそれを歌うことにして、もう1曲は 「シンシア」 をやることにしました。フォーク系の人って楽譜がないとダメなんですね。しょっちゅう歌っているとは言え、歌詞とコードがないと歌えないんですね。もちろんみんながみんな、そうというわけではありませんが・・・。 (これは我が拓郎さんが残した負の遺産ではないでしょうかねぇ。) たどたどしい「シンシア」になってしまいました。 その後は、予め用意してありました 「春だったね」 を前ちゃんドラム、さごれお嬢ベースで歌ったのでした。