人生を語らず(116)佐久間順平さん

   6月のライブ第2弾は 「佐久間順平」 さん。オープニングアクトを務めた 「エスプレッソ」 さんの活躍もあり40人の大盛況。もともと狭い拓郎age、立錐の余地もありませんでした。

 順平さん、長野のライブは初めてということで、拓郎age、光栄の極みです。さすがに実力者、その華麗なプレイにすっかり魅了されてしまいました。ギター、ヴァイオリン、マンドリンと楽器を持ちかえ、南こうせつ、高田渡、あるいは永六輔さんらとの交友のエピソードなど交えながら 楽しい2時間はあっという間に過ぎてしまいました。

 引き続きの打ち上げも笑いの絶えない和みのひと時でした。事件はその時おこりました。その頃は通常のお客さんたちも来店し、あるお客さんのリクエストに応えて 拓郎さんの 「シンシア」 を歌っているときです。なんと順平さんがマンドリンを抱えてステージに上がってくるではないですか。僕はもうビックリ、「神田川」 でヴァイオリンを弾いていた超一流のプロミュージシャンですよ、その順平さんがバックで演奏してくれたんですよ、これを事件と言わずしていったい何と言う!

 さて、そうこうしているうちにお開きの時間になりました。ホテルまで荷物持ちのお手伝い。ロビーで感極まった順平さんと僕は熱い抱擁をし別れを惜しんだのでありました(笑)。 今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。