人生を語らず(119)僕の心の歌 2

 

 

 

 岡林 信康  「自由への長い旅」

 クラスにはとても進歩的な奴が必ず一人や二人いるものです。彼らは 「お前、これ聴いてみな」 と言って名前さえ知らないアーティストのレコードを気前よく貸してくれるのでした。岡林もその中の一人でした。

 「自由への長い旅」

  いつのまにかわたしが  わたしでないような

  枯葉が風に舞うように  小舟がただようように

  わたしがもう一度  わたしになるために

  育ててくれた世界に  別れを告げて旅立つ

 

   ※信じたいために 疑い続ける

    自由への長い旅をひとり  自由への長い旅を今日も

 

 この道がどこを  通るのか知らない

 知っているのは たどりつくところがあることだけ

 そこがどこになるのか  そこに何があるのか

 わからないまま一人で 別れを告げて旅立つ

  ※ くり返し

 高校1年、この歌とともに、この詩とともに僕の青春が幕をあけました。 そうそうこの曲、バックははっぴいえんど。そのサウンドも素晴らしい。