人生を語らず(146)また逢おうぜ、あばよ

今年も常連さんが二人、三人転勤で「拓郎age」を去ることになりました。たまに見えるお客さん、あるいは来はじめて、「さあ、これからフォークの市にも出てもらって」などと期待していたお客さん、そういった人たちも含めると十人弱になりますか。寂しいものです。

出会いがあれば別れがあるのは、人の世の常。こんなとき口をついて出て来る歌はやはり拓郎さん。「また逢おうぜ、あばよ Woo  Woo・・・」つい先日まるでスタッフのように店のために動いてくれていたTちゃんの送別会がありました。参加者一人一人、Tちゃんを送る歌を歌ったのですが、最後に僕が歌う段になって、ふとTちゃんを見ると「おなかが痛い」といって腹部を手でおさえながらドアを出て行くではないですか。結局僕は主人公のいない中で「また逢おうぜあばよ~」と熱唱するハメになりまして、それがなんとも心残りではあるのですが、まあ、考えるまでもなく、僕の歌なぞどうでもいいのです。

みなさん、お元気で。