人生を語らず(153)プロとアマの違い

大人の文化祭7月5日・6日、エムウェーブで行われたSBC主催の「大人の文化祭」。Mさんの代役で5日、「青春のフォークソング」というコーナーに出演しました。なんと与えられた枠は40分。こりゃあ、一人じゃとうてい無理だな、と思いミュージック・バー「マルガリータ」のサラちゃんを誘いました。前半の20分を僕が拓郎、後半20分をサラちゃんがなつかしのポップス、という構成にしました。これにはSBCの担当者も面白そう~と言ってくれました。

さて、いよいよ本番。ステージ前に並べられたイスが全部うまるほどの観客。しかし年齢層は僕よりも若干上と一見してわかりました。拓郎でいいのかな、と不安がよぎりました。しかしだからと言ってその場で曲を変える、なんて芸当が出来ようもありません。こんなとき気のきいたジョークの一つも言えればいいのでしょうが、悲しいかな、そこがアマチュアの限界。ひたすら歌うだけでいっぱいいっぱいでした。

次に登場したサラちゃん。ステージ運びが実にいいのです。語りかけるようなMCで観客の心をつかみ、ときに笑いをさそい、観客とステージの一体感。加えて選曲のよさ。ふ~む、やはりこれがプロとアマの決定的な違いだな、とつくづく思い知らされました。

次のコーナーに出演の、SBCの看板アナ「武田徹」さんに「よかったよ」と言われましたが、その言葉が僕の頭の中で空しく空回りするのでした。