人生を語らず(15) 生きていなけりゃ

 「拓郎age」 を立ち上げて1年と10ヵ月めに入りました。どうにかこうにか持ちこたえていますが、僕が接客業に向くかと言えば甚だ疑問です。つい先日、占いをしてくれるお客さんがありまして、その分析は次のようなものでした。

 「あなたはやる気になった時に大きな力を発揮する人。ただ、気分がのらない時には、すべてが投げやり」

 かつて大きな力を発揮した覚えがありませんので、どうやら僕は年がら年中 「投げやり」 ということらしい。オープン当初から 「やる気のないマスター」 と言われていましたので、さもありなん、という感じです。なので、接客業に向くか、という冒頭の問いに対して答えはおのずと出てきますよね。

 しかしこの占い、最後にこう結ばれています。

 「自分が必要とされる状況に応えていくこと」 と。

  「拓郎age」 を必要と思ってくれている人がいるのか分かりませんが、もし必要と思ってくれる人がいるなら僕は頑張りたいと思います。それが僕の生きている証なのだと思います。 最近、妙に拓郎の「生きていなけりゃ」 が心にしみる日々です。