人生を語らず(25) 深津 絵里

 遠い昔、財津和夫がインタビューで、「僕が唯一、ミーハーになれるのはビートルズだけです」 と答えていました。同じように言うなら僕がミーハーだったのは吉田拓郎だけです。流行に疎いだけかもしれませんが、高校の時分、クラスの連中がやれ山口百恵だ、桜田淳子だと騒いでいたときも、大学の時分の松田聖子にも中森明菜にも全く関心がありませんでした。

 そんな僕ですが、いい歳をしてどういうわけか深津絵里だけは好きなのです。以前、このブログ(6)で 聖母が降りてきた夜、というメルヘン風の詩を書きましたが、深津絵里こそこの聖母のイメージなのです。

 つい先ごろDVDで 「悪人」 を観ましたが、やっぱり深津絵里はいいなぁと、ただただ見惚れていました。