マスターの独り言(18) 『昔』博物館

 『拓郎age』はもちろん、70年代フォークを標榜するフォーク酒場なのですが、僕はまた大のマンガ狂でもありまして、所有する60~80年代にかけての単行本は2000冊をくだらないのであります。また物持ちがいいのが僕のタチで、舟木一夫からグループサウンズまで60年代歌謡曲のシングルレコードなんかも50~60枚はあるんじゃなかろうか。中には克美しげるの『さすらい』なんかもあります(残念ながらジャケットは紛失していますが)。まぁ、こういうグッズを専門にコレクションしている人には遠く及びませんが、その時々に買った物を捨てずにとっておいた結果なのでありまして、それらの一つ一つに僕なりの思い入れがあるわけです。

 昨日、そんな昔の話しで盛り上がりました。 「海底人8823、知っているか?」 「ナショナルキッドって、直訳すれば松下小僧だよね」 「流星号、応答せよ!」 などともう60に近い男たちが大ハシャギ。そして僕はふと考えたのであります。家にある様々なグッズを持ち込んで、この店、いっそのこと『昔』博物館にしちゃおうか。