マスターの独り言(6)拓郎と話した!

 山本コータロー氏の『誰も知らなかった吉田拓郎』という本の中で、拓郎の少年時代の日記が写真で紹介されています。当時、大人気のマンガ月刊誌『少年』を買ったと記述されています。後年、雑誌のインタビューで「マンガが好きです。『あしたのジョー』がいいですね」と答えています。ご本人に確認したことはもちろんありませんが、拓郎はマンガが好きだったんですね。1972年、拓郎人気に火がつき始めた頃、長野市民会館で『師走の風』と題するコンサートがありました(なんと、拓郎と遠藤賢司という豪華キャストです)。僕は当時高校1年でしたが、企画会社の使い走りのようなことをしていて、「君、拓郎さんの控え室に弁当、届けてくれ」と言われました。いやぁ、嬉しかったですね。僕は心臓をバクバクさせながら控え室に急いだってもんです。見ました、見ましたよ。拓郎はその時紛れもなく『少年マガジン』を読んでいた!ただし『あしたのジョー』だったかどうかはわかりません。蛇足ですがその時の実況中継。「拓郎さん、お弁当です」「おぃ」「拓郎さんサインお願いできますか?」「おぃ」「拓郎さん、ここに、〇〇ちゃん(僕の彼女の名前)へって書いてもらってもいいですか?」「おぃ」と、まぁ、以上です。 

 さて実は僕もマンガについては、はっきり言ってうるさいですよ。我が書棚には1960年代から1980年代にかけてのマンガの単行本が、おそらくは2000冊ほど並べられているのではないでしょうか。折をみてマンガのこと、あれこれ書いてみようかな、とゴメンこれマスターの独り言。