拓郎には 「ハイライト」 という歌があって（作詞は岡本おさみさん）、拓郎自身もハイライトを吸っていました。当時の雑誌をめくると、傍らにハイライトが写っている写真がけっこうあります。僕が煙草を吸い始めた頃はやっぱりハイライトが主流で、僕もご多聞に漏れずハイライトからこの世界に入りました（笑）。
以来４０年余り、銘柄の変遷を繰り返しながら長いお付き合いをさせて頂きました。しかしながらとうとう、煙草とのお付き合いはこれっきりにしよう、と決意してしまいました。この煙草というやつ、とにかく金がかかります。貢いでも貢いでも何にもいいことがありません。そればかりか近頃は、隅に追いやられること夥しく肩身がすこぶる狭いのであります。税金に貢献しているのだからもっと優遇してもいいだろう、と思うのですが、なかなかどうして、世間の風は冷たいのです。
さて、禁煙！ などと声高に宣言するのは本来芳しいことではないのですが、何話か後の 「マスターの独り言」 で、いやぁ、まだ継続中ですよ、と書かれるのか、それともやっぱり挫折しました、いいんだ、いいんだ、俺は更なる税金を払って日本国家に貢献するんだ、とウソぶいているのか、楽しみがまた一つ増えました。
