マスターの独り言(87)明日への想い

 第4回の長渕ナイトも終わってみれば大盛況のうちに終了しました。当初5組のエントリーで、それさえ一抹の寂しさを感じていたのですが、仕事の都合がつかなくなって2組が間際にキャンセル。え~、3組の長渕ナイト! となんとも頼りないスタートでした。ところがどっこい、来店者が引きも切らず、どうにか座る場所を確保する、という活況で、出演者も歌いがいがあったのではないでしょうか。最後に残ったのは半ばスタッフと言っても過言ではない拓ちゃんと、まだ20代も前半だというのにフォーククルセダーズや高田渡を歌うYoshiちゃん、それから拓郎ageのアイドルYouちゃん。反省会、というわけではありませんが、結論を言えば、たとえ出演者が少なくたって、とにかくやり続けようよ、ということなのです。それは長渕ナイトに限らず、拓郎ageのもう一つの看板イベント、「フォークの市」 も同じなのです。やり続けていないことには道は開けないのです。拓ちゃんだってまだ30代。もう50も半ばの僕はこんな若い彼らに勇気づけられているのです。

 拓ちゃんがこう言うのです。 「拓郎ageがあったから、いろんな人と出会えたんです。そうでなけりゃ、ただの 『お宅ギター弾き』 で終わっちゃったんです」。こんな一言が僕にとっては何にも勝る明日への活力なのです。 拓郎氏も歌っているではないですか、「だから明日に向かって走れ~、言葉をつくろう前に~」。 僕は「拓郎ageのマスターです!」。 申し訳ありませんが自信をもって。