人生を語らず(118)僕の心の歌 1

 

 

 

 河島 英五 「何かいいことないかな」

 誰にでも心に残る歌、というものがあると思います。もちろん僕にしたって例外ではありません。中学の頃はいわゆる洋楽専門で、歌謡曲なんぞ聴いて喜んでいる同級生を見下すイヤな小僧でしたが(笑)、吉田拓郎に触発された僕は一気にフォークの世界にのめり込んでしまいました。

 ヤマハの 「ポピュラーソングコンテスト」 、いわゆるポプコンは歌好きの若者たちにとってはバイブルみたいなものでした。実に多くの有能な人たちを輩出しました。今も根強い人気のNSP も、中島みゆきも、世良公則も、長渕剛も、みんなポプコンの出身です。

 「僕の心の歌」シリーズの1番目に選んだのは、やはりポプコン出身の河島英吾の 「何かいいことないかな」。 この若者の魂の叫びは50を半ばも過ぎたオジサンの心に今も響いているのです。くたびれ、ヨロヨロになりながらも、相変わらず、何かいいことないかな、とつぶやいている僕。まったくもって進歩がありません。 ♪13、14、15,6のときの僕はバスケットにすべてをかけたつもり~♪、僕も中学時代はバスケの選手でした。