人生を語らず(120)僕の心の歌 3

 

 

 

  渡 哲也  「くちなしの花」

 僕はパチンコをやりません。やっていたのは高校2~3年の頃の一時期だけです(笑)。クラスに悪い男がいて、これから受験の佳境に入るという頃になってマージャンを僕に仕込むわけです。酒など買いこんで、時間までパチンコで時間を潰して・・・って、まぁひどい高校生でした。もっともその男は今でもつき合いがあって、店にも来てくれるし、来ればボトルを入れてくれるという、とても律儀な奴です。

 そして当時パチンコ屋に行くと、この 「くちなしの花」 がひっきりなしに流れてきました。特段この歌そのものが影響を与えたというわけではないのですが、とにかくこの歌を聴くと、あの頃の情景が自然と眼に浮かび、しばし感慨に浸ってしまうのです。

 拓郎さんも 「ぷらいべぇと」 でこの歌をカバーしていますし、「拓郎ナイト」では、拓郎を知らない 「さごれ嬢」 が歌ってくれました。ちなみに中条きよしの 「うそ」 は 「くちなしの花」 と並んでパチンコ屋のBGMの双璧をなしていました。