人生を語らず(124)僕の心の歌 7

 

 

 

 中村 晃子  虹色の湖

 小学校5年生でした。当時(1967年)はグループサウンズ(GS)全盛時代。そんな中、ひとり気を吐いて80万枚のセールスを記録したのがこの歌。

 彼女は美しかった。少年はたちまちトリコになってしまいました。年上の女の人に対する淡い憧憬、と言ったところでしょうか。顔立ちはもちろんミニスカートの下に伸びた綺麗な脚。当時、アイドルなんて言葉はなかったと思いますが、まさに元祖アイドルと呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。哀愁を帯びたメロディを小気味よいビートに乗せて、彼女は颯爽と歌っていたのでした。