人生を語らず(155) 今日までそして明日から

拓郎ageをオープンするとき、こんなマニアックな店がローカルな田舎町で成り立つはずはないと思っていたから、「3ヵ月たったら撤収だぞ~」って心に決めていました。なにしろ、飲食の経験もなければ、人前で歌ったことすらない、もちろんお金もない、人脈もない、ないないづくしの船出でした。それが、去る9月30日、満4周年となり、5周年めに突入しました。これには、本人が一番、ビックリです。

さて、この店主、はっきり言って、無能です。料理する能力がありませんので缶詰を多量に並べ、「味に自信あり。全国レベルの味だぜ」とのたまわり、ギターも上手くないので、お客さんから伴奏を依頼されると、「う~ん、この歌、〇〇ちゃん、弾けたよね。伴奏、お願い~」とふってしまうありさま。で、編みだした究極の言い訳が「おれは、時間&空間提供事業者だぜ」。

なにはともあれ、この4年、延べ約8000人のお客さんに感謝です。 いつもありがとうございます。欠陥だらけの店主ではありますが、今後とも変わらぬおつきあいをいただければ、これにまさる幸せはありません。あわせて、みなさまのご多幸をお祈り申し上げます。