マスターの独り言(50)厄介なイボ

 記念すべき50回目の 「マスターの独り言」 はなんとイボの話しです。

 右手親指の、指紋の渦の中心にその厄介なイボがあるのです。若い頃、「麻雀放浪記」 の 「ドサ健」 を気取っていた時期がありまして、1週間に10日は麻雀を打つ、というサラリーマンの風上にも置けないヤクザな生活を送っていた頃がありました。そのせいで、いわゆる牌ダコが出来てその部分は昔から硬くなっていたのですが、長い歳月をかけて、いつのまにかイボに進化していました。このイボが近頃、さらに大きくなり、しかも時に痛みをともなうようになってしまいましたので、とうとう意を決して皮膚科を受診したというわけなのです。と言っても実は2年程前にも1度受診し、液体窒素の治療を受けたのですが、一向に改善の兆候がないため、今回2度目の受診とあいなったわけです。

 治療中の現在、取れかかったイボが、ほんの少し何かに触れるだけで、飛び上がってしまうほど痛いのです。なんと申しましょうか、大の大人が、指先に出来た米粒ほどのイボのために 「ヒェー!」 とか言いながら右往左往する様はなんとも滑稽です。さて場合によってはメスを入れて外科処置も必要とのこと、早く治さないことには、ギターの演奏にも差しさわりが生じます。これでも一応、フォーク酒場の店主ですから。