マスターの独り言(56)長渕ナイト

「マスター、そりゃ、ないでしょ。拓郎ナイトが先じゃないの」。

 「心変わりしたってのかい。この浮気者め」 ・・・。

いやいや、そんなんじゃないですよ。僕は長渕と同い年で、彼も僕もおそらくは同じように拓郎を聞いて、同じように拓郎の影響を受けたのだ、と思います (お前ごときを長渕と同列に並べるな、って、いやはやおっしゃる通りです)。 かつて僕が拓郎を神と崇めたように、長渕を神と崇める一群があって、そんな彼らを見ていると、若い頃の自分がそこにいるような気がします。彼らの気持ちも、従って手に取るように分かります。 『拓郎age』 には、こうした長渕信者が多く、ここは一つ、一肌脱ごうじゃないか、とそんな気持ちで企画してみたのです。

長渕から入って、そのルーツを探るうちに拓郎を知った、あるいは拓郎を好きになった、というような話しは始終聞かされます。中には長渕以上に拓郎が好きになってしまった、なんて話しも聞きます。まぁ、そんなわけで今回初の試みになるわけですが、「フォークの市」 同様、定期的に開催できればなぁ、なんて思っている次第です。そして、そうですねぇ、やはり年末には、年越し拓郎ナイト、なんてのをやりたい!そう思っています。